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ちょんまげ羊羹
これなんだと思います?

昨日の夜、六本木ミッドタウンで面白いものが展示されてるわよ、と誘われて行ってみた。


「日本の新しい手みやげ」と言うテーマのデザインコンペ。
グランプリに輝いていたのがこの「ちょんまげ羊羹」


何とユーモアのセンスがあるのだろう。
黒いラッピングはクレープペーパーのようにしわが寄っていて、ほんとに髪の毛みたい。
デザインしたのは南政宏さん。
デザイナーもデザイナーだけど、選んだ選定委員のセンスも素敵。
あはは、と笑って、なんだか嬉しくなって帰路についた。







| - | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
立ち止まってお茶を・・・
9月から新しいお茶盌を使い始めた。

このお茶盌。
宇治の山本二郎さんの作品である。


お茶を遊ぶ、というのを最近のテーマにしているけど、そういえば、と気がついたことがある。
お茶という割りには、お茶盌を新しく使い始め、経過をしみじみと味わうことがなかったような気がする。


初めてお湯を注いだとき、お茶を点てたとき、そして使い終わったとき。
あたりまえのことをこのお茶盌で見てみようと思った。


一見して男性的な強いお茶盌。
でも、このお茶碗が一番手に馴染んで優しく感じた。
お湯をこぼすとき、高台がしっかり指を支える。
お茶を点てるとき、茶筅を動かすのに何も意識しない。
一言で言えば、今まで使った中で、こんなに自然にお茶を点てられる使いやすい形は初めてのような気がする。
お茶盌は機能を問われるものではないけど手に馴染む優しさや、使いやすさは愛着を持つと言うことに於いて大きな要素だと感じている。


真っ黒な釉薬がばさっと掛け分けられたデザインは最初つやつやとしていたものだけど、一月以上も、毎朝お茶を点てていると、毎日変化をしていくのに驚いている。
ああ、焼き物の楽しみってこんなことなんだと、焼き物を仕事のモチーフにして何十年にもなるのに、今頃感じ入っている。


直感で仕事にぶつかり進んできたけど、ふと、立ち止まる気持ちになってきたことも、もしかしたら還暦という年のありがたさかもしれない。


このお茶盌の作者、山本二郎さん。

| - | 18:13 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
京都にて
京都の御所の近くでisisという更紗の店を見つけた。

インドネシアのジャワ島でオリジナルのバテックの布を作っているのだとか。
全てがオリジナルというわけでなく、長い間に蓄積された紋様の中から独自の目で選んだ布も集められていて、何れもセンシティブ。


これなどはバテックの典型だけど微妙な色使いで洗練されている。
色のリクエストをしているのかしら。


話を聞いてみると、帯などに加工する方が多いとか。
京都だなあ、と言う印象を持ってしまうけど、ここのコレクションはバテックでもかなり色使いなどがよく見かけるバテックとは違っている。


民芸布という印象はなく、これなら、京都の上手(じょうて)の布を見慣れた人たちも使ってみたいと思うだろう。


京都につながりを持ってもう随分経つけど、やっぱり、京都は独特の美意識が空気のようにある。
全てがそうではないけど、がんばらない形で時々はっとさせられることがある。


それは、京都で作られるものの中でも当然あるけど、選ぶ目に対してより感じることがある。
にくいのは、そんな感覚をさらりと日常的に見せてしまうスタイル。


そんなことをふと思ってしまう店だった。 
| - | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
大徳寺にて

京都行き。
いつものごとく打合せだけど、今回は、私が約束の時間に遅れたお陰で、大徳寺の中で待たせてもらうことになった。


思いがけず、こんなところで。
約束の方が打合せをされている間、縁やお部屋を楽しませていただく。


どなたかが、若い女性の方を案内してみえた。
聞くともなく聞いていると、この大徳寺の修復をされた研究者のよう。
女性の方は、NHKの文化講座の担当とかで、解説されているのを一緒に聞かせていただいた。


さすがに細かなところは、解説をしていただくと一層の興味がわく。
メモをとっとけば良かった。


あいにくデジカメも持ち合わせず、携帯で撮ってみたけど・・・この扉の額縁の面のエッジがピン角。「几帳面」と言う言葉はここからきた言葉と聞いてふうん、そうなんだ、と納得。


この畳のへり、高麗縁(こうらいべり)と言うそうで。
その研究されている方にも、この織出された模様は謎なのだと。
炎を紋様にしたという説もあるのだとか。


障子の桟が太いことや、建具の構造などにも時代によって違いがあり、一つ一つが記録しておきたいようなことばかり。
思いがけない貴重な時間。


「やあ、お待たせしてしもて・・」
打合せが終わられたようだ。
もっと、お話し聞きたかったな。


でも、今気がついたのだけど、裏口から入れていただいたので、あの、広い大徳寺のどこに私はいたのだろうかと。





 
| - | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
手綱こんにゃくの箸置き
画像は林秀行さんのHPより拝借


もう3年くらいまえになるけど、100%デザインの会場で、この箸置きを見つけた。
林秀行さんというデザイナーのブースで。


何というユーモアのセンス。


手綱こんにゃくなんて愉快。
感触もこんにゃくみたい。


丁度、ミッドタウンにオープンするメイドインジャパンのショップのMDをしていたころで、当然、商品として提案。


気に入ったものは人にプレゼントしたくなる。


個人的にもいったいどれだけ人様に差し上げたことだろう。


我が家でも一番出番の多い食卓のお供である。


こんなオリジナリティのあるデザインが好き。 
| - | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
いいものみつけた
 この間、家へ帰るために有楽町のフォーラムの前を歩いていた。
銀座界隈で打合せがあったりするといつもここを通って、京葉線の東京駅へ入っていく。


ふと、目にとまったのがこのアクセサリーたち。


ウインドウ越しに、その陽気なデザインに引き付けられるようにショップへはいる。


どれも、なんだか好き。


acrylicというブランド名。
坂雅子さんというデザイナーのもの。
アクリルやアルミかな?それに樹脂かしら。


一番右の赤い四角いアクリルのポイントの付いたデザインを耳に付けてみると、樹脂のクリップ?が耳に優しい。


お値段も、お財布に優しい。


いいものみいつけた!



(画像は坂さんのHPより拝借した)
これはリング。
カラフルなフェルト。


悩むことはないのだけど、イヤリングだけブルーと赤とを買った。


リングは又のお楽しみに。


このしなやかなデザイン性、気に入った!


イヤリングは私の重要なアイテム。
ベリーショートのヘアスタイル故、イヤリングを付けると仕事モードになる。
慌てているとき、付け忘れて出かけたときなど、気がついた途端、パジャマのまま外出してしまったような気になる。


宝石などにはとんと興味が持てないけど、こんな健やかなデザインに出会うと舞い上がってしまう。
いつだったか、金属のイヤリングでおもちゃだけど、動く度にピカピカと小さな照明が光るのを見つけた。
嬉しくなって当然買った。


でも、それは一日でかぶれて懲りた。
一日だけだったけど、楽しかったからまあいいかな。
| - | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
料理と器と
昨日、会食しながらの打合せ。
場所は、銀座の道場六三郎さんのお店で。 


坂田甚内さんの作品展の打合せだけど、道場さんのお店は先生の作品を器として使っているからそこで、となったわけ。


甚内さんの作品は、およそ日常性とはかけ離れた強さがあるから、どういう風に使われているのかが興味があった。
一言で言えばタフ。


一番初めに出てきたのがこの蓋物。

内側に金箔を貼った黒陶のふたもの。
五種の前菜。
上左から時計回りに、海老サフラン巻、茶豆飯蒸、チーズ西京、安肝大根、茄子唐人焼。


一口頂いて、道場さんの料理、セクシーだと感じた。


この蓋物、たいそうな存在感でどういう風に使うのかな、といつも思っていたけど。
出てきたときは静かな火山のよう。
蓋を持ち上げるとあっと驚く。


そうか、こうきましたか。


 

これはお刺身。甚内さんのガラス鉢、赤と青に氷がいっぱい。
三種のお刺身が品良く盛られて、よく見て欲しいのは、青い鉢には赤い紅葉、赤い鉢には緑の紅葉。
 ここの刺身が美味しいんだ、と甚内さんが仰るとおり、ほんとに美味しい。


道場さんの料理はもちろん鉄人の味。
けれども、私が凄いと思ったのは、料理の流れ。
緩急がにくい。


甚内さんが道場さんと会うもっと前から、彼の器を使ってらしたと聞く。


甚内さんの器を好んでと言っても、初めから全てが甚内作品で終始するわけでなく、すっきり青白磁の器があったり染め付けあったりで、リズムが絶妙。


セクシー、と感じたのは味ばかりでなく、ひとときの時間の盛り上げ方にも。
多分、この道場さん、お会いしたことはないけど、茶目っ気のある方だろう。
演出ぶりに、ようこそ、と驚かせる楽しさを知っている。

| - | 16:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
価値あるデザイン
我が家の鍋たち

料理が好きだ。
でも最近は、それどころではなく仕事が詰まってたり、体調がおかしかったりで台所に真面目に立っていない。
だから少しストレスがたまっている。


企画書など、まとまらなくて悶々としているときは、いっそ台所に立って何かを作り始める。
すると、ひらめきが降りてきたりする。


天から降りてくる、みたいな瞬間がある。


だから、鍋たちは大事な仕事の上でも相棒なのかもしれない。


手前の土鍋はご飯用。
基本的なものこそ丁寧に、が主義というか、炊飯器というもののデザインが気に入らないからか、我が家には便利な炊飯器がない。
その上、お米はいつもその都度精米する。
炊きたての、まだちょっと蒸らし足りないかなと言うとき、ひとすくいのご飯をお椀に盛って、まるで懐石の一文字のご飯のようにしていただいてみる。
この瞬間のお米が一番美味しいと思う。


画像の一番奥の鍋は無水鍋。
もう、40年近く使っている。
この大きなサイズは今は作ってないそうだけど、この無水鍋には面白いエピソードがある。


一昨年のギフトショーでこの鍋のメーカーが出展していた。
懐かしく思わず、べらべらとこの鍋とのつきあいをお喋りしたら、後日、TVショッピングの取材をさせて欲しいと言われ、よく考えもせず、アイよ、と引き受けた。


どうも、真夜中の時間帯で放送されていたらしい。
恥ずかしくて自分ではオンエアを一度も見なかった。


無水鍋は持っているサイズが大きく、かなり我が家では大がかりなことに使っていたが、その時のお礼に頂いた、小と中のサイズは、毎日のように以来使っている。
で、実感している。
できあがりの味がまるで違う。
根菜類の煮物など、まるで、別物の出来具合になる。
もしかして自分は料理が上手なのかと錯覚を起こしてしまう。


時々思う。


この無水鍋の会社、凄いな、と。
何十年も、商品は鍋だけ。
何のけれんみもない、こんなのが価値あるデザインだと思う。
この会社、広島の生活春秋社という。







 
| - | 14:05 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
自分軸のものつくり
久しぶりにぽっと開いた一日。
秋晴れ、野に出たいが、腰痛ひどく、おとなしくしてようと。
つれづれなるままにブログをすなむ。


どうも、やってる割りにはわからぬことばかりで。
アクセス解析だの、カテゴリーだの・・・
わからなくても出来るのが凄いシステム。


でもこの際研究しようとあっちこっち人のブログを見ていたら、こんな作り手を見つけた。


橋本忍さんという陶芸をやっている人。
北海道の人とか。

何しろかっこいい、と言うのが第一印象。
この二つの画像は彼のブログから拝借。
バイクで北米を旅したり、各地で個展したり。
作ることも丁寧に紹介していてさわやかな印象を受けた。



作品も、身の丈の感じがいいなあ。


今、たまたま伝統工芸の人たちとのおつきあいがふくらんでいるけど、
その昔、ほんとに40年近く前、手仕事の器のショップとギャラリーをやっていた。
自分の生活の中で欲しいもの、と言うコンセプトで、お箸一本もインテリアじゃないかなと思って始めた。


このときのインテリアの一部という考え方は今の言葉で言うとライフスタイル。
まさに自分軸そのままの表現とコレクションだった。


足かけ10年くらいやって店はやめたけど、それ以来ずっとどんな仕事をやっていても、
自分軸を持ち続けてきた。
それは、自分自身を磨かない限り通用しない軸であり、エンドレスの修行のようなものでもある。


今日発見した橋本さんも、自分軸を持ち合わせた作り手と思う。
彼の生活の風味のようなものが、作品に感じられたから。


どんどん世代も変われば時代感覚も変わっていく。
力んだ作品作りもいいけど、肩に力が入っていないものつくりの方が共感は呼ぶ。


工芸も、アートも二つあるのかな。
メッセージを発信するための作品と作り手やアーティストの自分軸を表現して共感を呼ぶものと。


メッセージを発するものなれば、作者の深い精神性が問われ、
自分軸のものならば、その人生の磨き方が問われるだろう。
| - | 11:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
私の茶箱第一歩
珍しく風邪を引いてぐずぐずしていた。
何もする気にもならず、横になって夢とうつつを行き来しながら考えていた。


どんな茶箱にしよう。


年明けに、酒バーの一件でどうも海外へ行くことになりそう。
その時に旅のお供に持っていこう。


実際、どうなるかまだわからない予定なのに、具合の悪いときは楽しい空想が一番のお薬。


だから、がばっと起きてはお茶盌をあれこれ並べては、ああでもない、こうでもない・・・


やっぱりこのお茶盌は持っていきたい。

山田晶さんの猩々緋の小振りのお茶盌。
真っ赤な色が珍しくて。
お茶を点てるとそれはそれはお茶の緑が冴えて楽しい気分になる。


あと、お茶器や茶杓、小振りの茶筅と振り出しかやんぽ(金平糖などを入れるもの)は最低限必要。
そうだそうだ、忘れてた、ハコか籠がいるね。


なるべくコンパクトにしよう。
小さな蓋物を開けたら次々とお道具が出てくるのはそれだけで楽しんでくれそう。


なぜ茶箱かって?
向こうへ行って、日本が大好きなアーティストである酒バーのオーナーにささやかなティーパーティをしてあげようと思うから。


まあ、企画そのものが無くなる可能性も少しはあるのだけど。



| - | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |