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龍馬の夢
今夜、あ、もう昨夜だ、龍馬伝を見ていたら、黒船が来港して大騒ぎ、というところで終わった。


で、ふと父と交わした会話を思い出した。


もう、何年前のことになるかしら。
15年くらい、ん、もっと前だ、確か。
お茶を飲みながらダイニングで父とお喋りしていた。
話題は、きっと日本の文化のことか何かだったかな?


話の流れの中で父が言った。
日本の椅子の文化は、ペリー提督が浦賀に入港されたときから始まったと。(このとき父は確かに居住まいを少し正して、こんな口調で言ったのだ)


は?と虚を突かれたとはこんなことを言う。
私は、日本の洋風文化の(庶民の生活における椅子の文化という意味だけど)お誕生日は昭和20年8月15日の敗戦の日だと考えていた。
うーん、言われてみれば、その通りかもしれない。
恐れ入りました、お父様。


明治に生まれた父にとって、ペリー提督が浦賀に入港したという史実は、家族の長老が現存しているころの事件であり、まさに、社会の構造そのものがひっくり返ってしまった時代の変化を直接受けたのだった。
それは、今のサブプライムによる不景気どころの騒ぎではなかっただろう。


父の祖父は槍の名手だったと聞いたことがある。


下級であっても武士。
いきなり失業したわけか・・・


そうやって、家族史を辿っていくと、歴史は艶々と身近に迫ってくる。
来週、龍馬は黒船を前にどうなるか、楽しみである。


海の向こうに多くの国々があることを実感し、夢を抱くに至るのか。
亡き父は、いつも夢を追う人だった。
遙かな夢の先に何を見ていたのだろうか。


夢を持ちなさい、といつも私に言っていた口調を懐かしく思い出した。







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