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2011.04.09 Saturday
豆皿1000の晴れ舞台
'豆皿1000展’開催中! あと4日で終わりです! 会場:日本橋三越本店本館5Fリビングスペースにて これは、銀座線を三越前で降りたらすぐ目にはいるところの大きなサイン。 全てこれも、豆皿1000のコレクション。 三越本店で4月12日まで開催中。 微妙な時期で、開催すべきか少し迷いがあったが、このプロジェクトに参加してくださった100名以上の工房や作家のうち1割近くが東北関東で、生活し仕事をし、少なからず被害を受けられたと聞くと、とにかく開催することが自分たち主催者の責務だと考えるようになった。 3月30日から4月5日まで開催された伊勢丹新宿店、三越銀座店共に、好調だった。 三越本店も初日は大変な熱気で、お客様が楽しんでお買い物をしてくださったことに驚いている。 1000という数は、やはり凄い。 100や500はきっと私たちでなくても集められる。 10000だって、多分集められたと思うが、どこかで、「ただ数集めたらいいのか」と言う声も聞かれそう。 出来そうで出来ない、気持ちのいい語感の数、それが1000・千だった。 豆皿1000の今年は1回目、season1。 season2,season3,・・・・と積み重ねていく。 1月に、フランスで開催されたメゾン・エ・オブジェに出展したことをきっかけに、思いがけない展開が始まろうとしている。 小さな豆皿の大きな世界、そんなとてつもない一歩を歩み出した。 日本で最初のお披露目である今回のイベント、あと4日で終了。 みんな足腰にかなりダメージが来ているが、がんばらなくちゃ。 最近、ちっともかまってくれない・・・もう、グレてやる! 2011.04.01 Friday
震災、そして私のなすべき事
長い間ブログを更新できなかった。
3月11日の震災は、なんという出来事だったことだろうか。 阪神淡路大震災をもしのぐ未曾有の天災は、言葉をも無力であることを改めて感じた。 万を遙かに超える犠牲者と行方不明の人々、と言うことはその数倍もの人々を悲しみのどん底につき落としたことになる。 避難所で生活を強いられる人たちのことを思うと、鍵を閉めれば一人っきりになれる生活があると言うだけで恵まれていると思う。 こんな時、自分に何が出来るのだろうと、自問自答した人も多いと思う。 私もしかり。 ふと冷静になって自分の身の回りに思考を巡らすと、今関わっているプロジェクトの関係の方々にも被災地の近くから参加している人が何人もいることに気がつく。 焼き物の里、益子や笠間も大きな被害を受けたと聞く。 手仕事の作り手にとって、どんなに大変な重荷だろうか。 作品が壊れてしまった作家、窯が使い物にならなくなった作家も多いということが伝わってきた。 大きな事は出来ないが、今やりつつあることを予定通り全力ですることが一番の応援だと思った。 豆皿プロジェクトに日本中の作り手から作品をお預かりしている。 それらを大切に発表の場を作り続けていくことが私たちに出来る一番の応援ではないだろうか。 昨日から、日本での、「豆皿1000」の展示会が始まった。 豆皿で人と人をつなぎたいということで始めたプロジェクトだったが、今は、その出発点を心から深く願っている。 小さな豆皿を求めて下さった方々に作り手の思いを伝えていければ少しは意味があると思う。 幸い滑り出しは好調。 作って下さった方あっての企画。 小さな豆皿が、多くの人の食卓に仲間入りすることが出来ますように、と祈らずにはいられない。 そして、豆皿が無言のうちに作り手の存在を感じさせてくれたらと願う。 「豆皿1000」展 〜小さな豆皿の大きな世界〜
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